リハビリ10

そういえば、こちらが対話を求めていたのに
無視しつづけながらも
こちらが見ているとわかっているのに
昔の最愛の彼女について、書いていたりしましたね

その彼女とも、ウェブで知り合ったとか

そうやって、いろんな領域で食い散らかしては
次のテーブルに移って、しかも
最後まで食べないで、テーブルを移ったのは自分

なのに、相手が悪いかのように思い込んだり、
していたんでしょうね
まるで、わたしの時のように

しかも、その彼女とは、きちんと別れていない、
と、いうことが、付き合い始めたころに判明して
たいそう驚いたことがあります

もしかして、「別れたいならきちんとそう言ってください」
という、わたしのメールを、無視しつづけたようにして
そうやって曖昧に、相手ときちんと向き合わずに
いろんなひとから、距離をおいてきたのでしょうか

さんざん、こちらが対話を持ちかけても、無視しつづけ
挙句の果てに、

「本当は、こんなことを言わずに
　ゆっくりと、消えていきたかったのですが
　それでは納得できない、と、仰るので。
　言い過ぎたかもしれませんが、これが、ぼくの本心であり
　言っておきたいことの、すべてです。
　振り回して、申し訳ありませんでした。
　どうかお元気で。」

などと、恨み言でいっぱいのメールの最後に書いてきたけれど
「ゆっくりと消えていきたかった」だなんて
それで、静かで綺麗な気分に浸れるのはEだけ
対話を無視されつづけたほうは
理不尽で、不愉快な気分になるだけ

そんなこともわからないくらいに
Eは結局、最後の最後まで
自分のことしか考えられない人、だったんだなあ

納得できないのは当たり前でしょう
ちゃんとつきあっていこうと思っているなら
「こんなこと」や「本心」を語りあおうとするもの

暇つぶしや、先がない関係のお相手なら
「まあ、どうでもいいや」
と最初から対話も求めないのでしょうけど