Ciao sorella!

2006年7月6日 女の子
 自分から手をつなぐ。
 並んで歩ける幸せは、それがかけがえのない事だと知っているからこそ。
「本当はね」
 由乃は小さくつぶやいて、その先は口をつぐんだ。
「ん、どうした?」
「何でもない。さっ、さくさく帰ろう」
 電車で帰ろうと誘った理由は、「若者だから」じゃなくて。二人の時間が欲しかったから。だけど、そんなことは教えてあげない。
 令ちゃんが無防備に喜ぶ姿が目に浮かんで、しゃくだから。
 でも、こうして手をつないで、今は少しだけ「やさしい由乃」でいてあげる。
 だって、一週間も会えないからね。
 令ちゃんが青い空を見上げて思い出すのが、「ふて腐れた由乃」の顔じゃかわいそうだものね。
最初は、「巻数、多いよ!」、と、思っていた、このシリーズですが、読み進むにつれ、はまってしまい、もう1/4しか読み残し分がない今、「ああ、みんな卒業してしまうのね」、と、しんみりしたりして。

…危険ですね。

でも、美少女たちの純粋な愛情の交感(交歓じゃなくてね!)で、一冊に1〜3回は、うるうるしてしまうのです。

惜しむらくは、朝の通勤で一冊の4/5くらい読み終わってしまうので、帰りに残りをすぐ読み終えてしまい、続きが気になってしまうこと。

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