若松孝二監督の『エンドレス・ワルツ』は
鈴木いずみ役の広田玲央名も
阿部薫役の町田康(この時はまだ町蔵ですよね)も
やっぱり、はまり役、だった、と
小説版『エンドレス・ワルツ』を読んで、再確認

シド&ナンシーより狂ってる

というのが、映画を見たときの感想だったけど
小説のほうは、鈴木いづみが憑依したかのような
鬼気と狂気が立ち上ってくる書きっぷりでした
著者のその後が、ちょっと、心配なくらいに

なにしろ、狂気に至る過程の説明や描写が
ほとんど、ないのです

いきなり、狂気という洗剤の泡が渦巻く
洗濯機のなかへ、放り込まれる感じ

だから、あまりに展開が唐突で、「え?!」
という部分に、面食らうことも

でも、狂った世界に行ってしまった人にとっては
それが、唐突でもなんでもない、日常なのだと
読み終える時間が進むにつれて、実感されてきます

画像リンクは阿部薫の現存する最後の録音、
『The Last Recording』のジャケット

聞いてみたい気がするけど、ちょっと、怖い

コメント

準カカオ純
英 和
2006年5月31日22:12

恵芽さま
メールをありがとうございます。
さっきがんばって長いメールを書いてお送りしました。
ちょっと考えすぎな内容でしたら、笑って許して下さいましね、どうか。

Aimee
恵芽
2006年6月1日0:07

メールのお返事、いただきました。
そして、そのまたお返事、出しました(笑)
どうぞ、よしなに。

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索