La rendez-vous avec l’ange

2006年4月7日 ex

とある映画を、以前見たときのこと。
彼とわたしでは、解釈がかなり、異なっていました。

その映画は、主人公の男性が好きな女性が、肉体という実体を持たない、意識だけの、いわば「天使」になっても、好きでいられるか、という内容。

「天使」、ならば、天使らしく、「わたしにこだわらないで」、と、解放してくれればいいのに、逆に、ようやく、仮の姿で表れた彼女は、「わたしは常にあなたとともにいる」、と、いう拘束の言葉を残して、去るのです。

この状態で、彼は彼女を、好きではいられるだろうけど、残酷すぎる、というのが、わたしの感想。でも、Yは、自分だったら、相手が意識だけでも、自分を気にかけてくれている、という、確認が取れたのだから、それでいい、という感想。

驚くわたしに、「恵芽は多くを求めすぎるんだよ」、と。

多く、というより、でも、その交流は、最低限度、すぎるのでは…　と、納得できなかったあの『気分』が、結局、真実だったのだと、思います。