きもちいい、と思って目が覚めたら
悪魔っぽい笑顔で
彼が脚に、ひっついてた
「…どうしたの?」
と、回らない頭についてる口から訊いたら
「寝てるときに脚、引っ張ったらヘンな夢、見るかなって」
仕事のし過ぎね、明らかに
その、笑ってない目の笑顔で言う、彼の顔は
「こっちは仕事が終わらないのに、のーのーと寝やがって」
と、明らかに言ってるのだけど
わたしの、三倍以上の年収で
わたしとおなじように、毎日、眠れてたら
それは、なにかヤバいでしょ
と、ひややかに思って、あっという間に
ぬるりとした眠りのなかに、また、滑り込んでしまった
そんなわたしは薄情でしょうか?
2004.11.10
悪魔っぽい笑顔で
彼が脚に、ひっついてた
「…どうしたの?」
と、回らない頭についてる口から訊いたら
「寝てるときに脚、引っ張ったらヘンな夢、見るかなって」
仕事のし過ぎね、明らかに
その、笑ってない目の笑顔で言う、彼の顔は
「こっちは仕事が終わらないのに、のーのーと寝やがって」
と、明らかに言ってるのだけど
わたしの、三倍以上の年収で
わたしとおなじように、毎日、眠れてたら
それは、なにかヤバいでしょ
と、ひややかに思って、あっという間に
ぬるりとした眠りのなかに、また、滑り込んでしまった
そんなわたしは薄情でしょうか?
2004.11.10
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